◎商売を語る会 第10回(1月30日) 命を吹き込む。お客様に喜ばれるのが一番 ワープロ修理「福島ビデオ」丹治幹夫さん ―下―(12/03/13)
 ワープロ修理業の丹治さん(58)の話は、「部品のないものはつくり出す」など、修理職人の誇りを感じました。前回の続きです。

「テレビ修理40年がワープ路修理にうめくソフトランディングできたと思う.まさかワープロで食っていくとは……」。参加者で2010年8月にNHKが放映したビデオを視聴。『ワープロに命を吹き込む丹治さん』
紹介するナレーションが印象的でした。
 丹治さんは、「放映後、自分で言いにくいが“神様”になった。すぐまねをした業者ができ、今は全国に数十軒いる。修理したお客様の3割近くはお礼の手紙が返ってくる。キャノンなど大メーカーからも紹介が来る。勝利した達成感と、出会った良かったと喜ばれるのが一番」と語りました。
 このあと各自情報交換に。
<<<みんなで情報交換>>>
◎ 大沢さん(自動車修理)は、「修理のほか、重機、レッカー、観光など車に関するすべてをやっていると」と紹介。最近はディーラーが7年間の車検などとセットで販売。
自動車修理はきびしい中、家族5人でやっている。昨年9月にレッカー車が許可制になり青ナンバーを取得したことなどを報告。
◎ 花器茶器販売の西川さんは「3・11以降3、❹、5月とお茶やお花の会・イベント自粛で3割以上減少。小売が一番減り、通販は日本全国相手で、あまり変わらず。インターネットは約1割減。シンガポールやベルギー、オランダ、アメリカその他から注文が来る。震災対応融資も受けた」と紹介。
◎ 翻訳業の宗川さんは、「自動車メーカーの基準書や、取扱説明書などの翻訳をばたばたやっている。ひとりでやっているので、客から『倒れたら困る。ずーっと続けてくれるんだろう』と心配されるが…。こちらのペースでできない商売。きびしいです」。
◎ 健康アドバイザー(兼ペットフード卸)の古谷さんは、「60から70代が7〜8割。50代はデスクワークで腰痛が多い。自ら健康でないとまずいので、毎日1万歩のどりょくをしている」と紹介しました。
◎ 結婚紹介業の佐藤さんは、「24年目で2900人の世話をした。代理店が64か所。福島の喜多方や会津若松にもある。いま私は直接会員の世話はせず、仲人(代理店)の面倒を見ている。見合いは年間数千軒あり、成婚は年120人・60組ある」と紹介。仲人業を始めた動機は、20代のころ居酒屋を3店舗経営し、結婚式の司会を頼まれ、感謝されたこと。会員は30代から70代がいることなどを紹介。熱心に情報交換しました。

◎手作り料理楽しんで商売交流 2012年2月度経営元気塾(12/03/07)
 異業種の仲間で商売交流する経営元気塾。隔月で開催されていますが2月度は27日、佐藤塾長の手づくり料理を囲んで、ハッピータイム本部の前橋事務所で開かれました。
 居酒屋など飲食店の経験もある佐藤さん。素材を選び、下ごしらえから盛りつけまで手際良く仕上げた料理8品を堪能しました。
 楽しんだ料理は、かき餅、スペアリブと海鮮和え小鉢、コロッケ、アスパラの豚バラ巻、ヤマト芋の豚バラ巻、お好み焼きの手作り7品と餃子。ソースやドレッシングも特製で、焼き物はナラ炭を使用の火鉢でと贅沢。会費は1500円。佐藤さんの知人が製造販売している桑茶で乾杯しました。ワインを持ち込んだ参加者も。
 西川さん(花器茶器販売)は、料理を味わいリラックスしながらの交流に「妻を連れてくれば良かった」。商売の近況は、同業者の競争が激しいことや、確定申告の準備状況などを述べました。
 佐藤さん(結婚紹介業)は、毎月着実に成婚を上げている様子を報告し、「良縁ネットワーク」のカギとなっている支部づくりや組織改革をのべ、10年先を見て、維持発展させる抱負を披露しました。
 3月度は26日に「商売を語る会」です。修理の大沢さんのお話を聞いて商売交流をします。お気軽に参加をよびかけています。

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◎【商売を語るI】ないものはつくり出す楽しさ  ワープロ修理業・丹治幹夫さん(中)(12/02/22)
 前回(HP12/02/14)に続き、丹治幹夫さん(58=ワープロ修理業)に、大いに語って頂きました。
 「09年NHKに放映され3年。昨年3.11の地震と原発事故により、いわき市から前橋市へ自主避難した。妻の出身は伊勢崎市で、大野会長にはそのさい親身に世話になった」。
 丹治さんの商売紹介はひとまず終わり、質疑討論と交流へ。
 「今後の展望について」大沢さん(自動車修理)や西川さん(花器・茶器販売)から質問が。宗川さん(翻訳業)は、「ワープロは文章のみの専用機としてはパソコンよりは上。でも仕事がなくなるのでは?」などの発言が。丹治さんは「今後の見通しは、むずかしいと思うが、いまは考えない。同業者が減っても私は生きられる。仕事がなくなったら、社会が必要としなくなったのだと割り切るタイプ。客の平均年齢は72〜73歳となっている」
 「いびつな業界で、1万5千円でできるのに、見積り6万円の業者もいる。15年前3万5千だった器械が12万円も3倍で売る。なかには『直らないから12万で買いなさい』という業者もいる」と、もうけ本位の業者にはきびしい視線だ。
 ◆◆修理職人の誇り 
 「ワープロの機種は700種ある。
修理依頼が来ると“症状”と型式を聞き、どの部品が必要か判断する。自宅と倉庫には、2000台の中古ワープロがある。交換部品がないと、妻(杉江さん)がインターネットで調べて発注し確保する」「小さいころからモノを直すのが得意の少年だった」  「ないものは作る。インクがなくなったら作る。ボトルやカートリッジは捨てないでと。特殊アルコールも必要で、注射器も使うことがある。私の知識が上がっていく。楽しい工作だ」と語る。モノを大事にする“エコな生き方”を示す、修理職人としての笑顔を見せる。
 佐藤さん(仲人業)が「父の50年ものの時計の修理は可能か」と問うと「直りますよ。今はやらないけど」と回答。
 参加者の大沢さん(自動車修理)から「お金の問題ではない。お客様に喜んでもらえるかだ」と共感の声が。
 丹治さんは「部品交換はエンジニアでなく、私は“チェンジニア”とよぶ。工賃や単価は度外視して修理したら喜んでくれた。ないものつくり出す1つの喜びがある。お金のことだけ考えたら、事業形態を考え、ネットで部品買って、1.5倍にして売った方が儲かる。私はどこまで行っても修理屋だ」。(次回に続く)

◎【商売を語るI】修理専門ひとすじ NHKで紹介  ワープロ修理業・丹治幹夫さん(上)(12/02/14)
<第10回商売を語る会・2012年1月30日>
 今回の「語る人」は、福島県いわき市から前橋に自主避難してきた丹治幹夫さん(60=ワープロ修理業)です。参加者7人を前に、大いに語っていただきました。

 寒くもあり暑くもあり、雪もある福島市生れ。ニクソンショックの時代、工業高校を卒業したあと、日立系列の家電卸会社に就職し、家電全般の修理部門を7〜8年やっていた。この職業をずーっとやろうと決めていた。
 1979年9月にいわき市に電気屋「福島ビデオ」を開業した。15万円の冷蔵庫は、スターターの修理代1万5千円で済むとわかるから、売る気になれない。修理屋を続けた。
 99年に妻(杉江さん)と結婚し、いま13年目。彼女は私の修理の技術に絶対の信頼があったようだった。2003年〜04年に量販店攻勢がかかり、品物が安くなり「修理代を払うより買った方が」という状態に。00年に1500件あった家電修理が04年には半分になった。
 ◆なぜワープロ修理に
 ワープロは少しずつ部品がなくなってきて、99年、00年に製造終了となった。メーカーによっては5年で部品がなくなる。電子回路なら大丈夫だがプリンターはだめ。中古品を集めて直すことを始めた。が実際はきつい状態が続き、05年〜07年の頃は、廃業も考えた。
 ビデオが1万円を切るとき、7〜8千円ぐらいで直していた。工賃は6千円で、安い外国製も入ってきていた。
 しかしこの中でポツポツとワープロを修理した人が 非常に喜んでくれていた。そこで09年6月、活動している人が使っているだろうと「赤旗新聞くらしのスポット」に小さな広告を出した。
 ◆小さな広告、お客の喜びの声が
 初めはポツポツきた。ほかの電気製品も修理しながら数ヵ月たった。仙台の人がワープロを直してもらって喜んでいる記事が新聞に出たら、どっと注文が来た。
 そのころ、NHKの記者が客で来た。ちょうど新潟の障害者の人のワープロを修理したら、それを放映したいと申しこまれた。対応しきれないこともあり、行列は嫌なので断った。再度申し込まれ、テレビで放映されれば母も喜ぶと思い承諾。8月、東北地方に放映され、電話が鳴りっ放しになった。翌日取材に来て、その夜のニュースウオッチナインにも紹介された。3週間は「死ぬ思い」だった。746件問合せがあり、店や自宅に朝から遠くから修理依頼が月70件ほどきた。昨年9月まで仕事があった。(続く)
 
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◎【断られてもあきらめない】 条件変更中、合併・新規移転資金が実現 スナック・A子さん夫妻(12/02/12)
 前橋市内と市外で、スナック2店舗を営業してきたA子さんの合併移転資金がこのほど実現、近日オープンへ準備を進めています。
 夫のY男さんは、市街では20年間「歌えるスナック」を営業し、昼のカラオケ教室など、工夫し頑張ってきました。
 こうしたなか2店舗の周辺環境がそれぞれ変化したことなど考えて、2つの店を合併して前橋に新規移転を決意。融資にあたっては、不景気の中での移転後の見通しなど事業計画を示しました。
 当初、銀行は「条件変更中であり、全額保証協会付きでないと」など断りましたが、B男さんの地元へ戻り営業することや合併のメリット、展望などを示してくり返して説明。協会や銀行ての交渉には民商役員らも同行しました。結果、保証協会付き融資と銀行のプロパーの理解を得て、条件変更中の追加融資が実現しました。
 「民商の役員のみなさんにはお世話になりました。新しい店舗で頑張ります」と語っています。

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◎【断られてもあきらめない】 公庫と交渉 設備資金実現  歯科技工士・倉品久さん(12/01/13) 
 歯科技工士の倉品久さん(48)は、念願の設備資金が融資され、笑顔の年越しができました。
 金属を使わない入れ歯(ルシトーンFRS)を製作している倉品さんは、7年前に導入した成型器が老朽化したため、日本政策金融公庫に設備資金を申込みました。 
 公庫との面接では、震災後の状況を示し、世界トップシェアの企業から日本で最初にインストラクターに認定された実績や、普及に努めていることをアピール。営業にも力を入れ、この1ヵ月で4軒の歯科医院を開拓するなど、商売の展望を熱く語りました。
 しかし「半分以上返済が残っているので、前の借入との1本化はできない」こと、最近の売上減少率は前年比で5%以内のため『震災復興融資』は適用にならず、申込額500万円に対し「200万円なら」という返事でした。とても納得できない倉品さん。民商の仲間と相談し、減額しては困ることや、資金手だての見直しなどを課長と交渉することに。
 翌日、担当者と課長に電話で趣旨を伝え、「義母から200万円を借りるめどが立ったので、300万円はどうしても欲しい」と再度要望。これにたいして課長は「そういう借入なら、上乗せは検討できる」と回答。その後担当者から「300万円で実行します」と連絡がありました。
 12月13日に申し込み、面談・交渉を経て、年末の29日に実行。この間、支部の新会員歓迎会にも参加した倉品さんは、先輩会員と地域のつながりがあることも発見。「準備段階からいろいろな面でサポートしていただき、融資がでました。がんばれます」と、今後の抱負を語りました。
 
 金属を使わない入れ歯の特長は「餅やガムがくっつかない。入れ歯臭が出にくく、小さく軽くて違和感が少ない、美しい仕上がり」です。ただし保険はききません。興味のある方はお問い合わせ下さい。
 ■ファイン 倉品 久(歯科技工士) 
 前橋市嶺町1889〜1電話027(264)0811

◎【商売を語るH】客とのふれあいが生きがい 事業計画進行中 弁当宅配業・秋元さん(下)(11/12/04)
 (前号2011,11,20 TOPICSからの続き)
 秋元一美さん(63歳)のお話です。

◆妻が始めていた弁当宅配を本業に
 年の瀬、突然の契約解除の仕打ちに抗議し、別な道を考えた。妻が3年前に九州に本社があった宅配弁当を「ボランティア感覚」でやっていた。ここと居酒屋チェーンで知られる「ワタミ」との合併話を知り、稼げる商売になるかなと感じた。当時60歳。職探しをしても無いし、生涯現役でやれると転換した。
 車両購入では、民商の仲間のみなさんには、大変お世話になった。融資も一度断られたが、再チャレンジして半分認められ、車両を1台購入できた。南部支部の仲間にも、親身な援助をいただき、スタートできた。

◆安否確認からカギの付け替えまで  
 お客様は高齢者の世帯が9割を占める。商品(弁当)は、商売抜きにしてすばらしい。管理栄養士が塩分を押さえ、栄養バランスも考えた献立。糖尿病の人が「血糖値が下がった」と教えてくれる。「S病院(公立)の医者からすすめられた」というお客さんも何人かいる。食事と健康は一番密接だから。一人くらしの人には「こんにちは」と声をかけ安否確認をしている。返事が返ってくるとこちらも元気になる。妻もコースを分担しているが、話を聞いてあげると涙を流す人もいる。猫のためにカギをつけたいと言えば、用意して取付ける。
 3年前、民商に入会したときの事業計画が、来春まで着々とすすむ見込み。スタッフの増員を今後検討することになるかも。
 民商も班会など楽しくなければ発展しない。商売を語り合う機会も大事と思う。営業とくらし守ろうというのが民商だから。
             ◇
※初参加者の泉関さん(総社)のほか、佐藤さん(東部)、宗川さん(元総社)、阿佐美さん(東部)、小淵さん(南橘)らが質疑・商売交流しました。

 ●日替り夕食の宅配
  ワタミタクショク渇コ川町第1販売店
  前橋市下川町46−14
  フリ−ダイヤル電話0120−915−545(秋元)
  (配達区域は前橋南部+玉村町全域)
 

◎【商売を語る】おじゃま虫の営業畑 商売の喜び知るまで 弁当宅配業・秋元さん(上)(11/11/20)
 第9回商売を語る会は、秋元一美さん(64歳)のお話を聞きました。6人が参加。営業畑の経験が長い秋元さん、プレゼンテーションも飽きさせませんでした。

◇様々な営業畑を経験
 千葉県野田市生まれの秋元さんの略歴は、建築会社を経営していた父の都合で大阪に移り、小・中・高校を過ごし大学を卒業。以後、東京や富山、前橋で様々な商品の販売店や代理店を経験し、50代で軽運送に転換、今の弁当宅配業に切り替えるとともに民商との出会いが。
 大阪にいたころ、父が建築事業の失敗で家に差押えの「赤紙」が貼られ、夜逃げ同然で東京へ移ったことも。中小業者のきびしさを青年期に体験したことを披露(親は晩年は浅草の問屋協会会長、リオのカーニバル誘致などで活躍)。
 商品販売会社の営業所長だった富山時代に、妻のたまえさん(62歳)と知り合い結婚。その後は、医療器や新聞、その他の代理店販売店に従事。前橋で仲間と共同して事業をしたことも。

 ◇生きがいのある仕事を探して
 仕事や営業の活動は面白かったが、60歳を過ぎて定年後を考えたとき、何もしないのでなく、わずかでも働けて健康で生きがいのある仕事をしたいと考えた。軽貨物の運送業を見つけ、58歳でS急便の下請けを始めた。
 ずーっと営業畑にいた自分はお客にとっては「おじゃま虫」だった。それが「助かった。ありがとう」の声に変わって、「ご苦労さん。りんごを持っていって」と言われた。ものを届ける仕事にやりがいを感じた。
 配達の仕事のかたわら、高齢者が増える時代と、お年寄り向けにタクショクの弁当宅配をはじめた。10軒や20軒ではやっていけないので、とりあえず妻に頼んだ。
 だが2年前、S急便は、朝仕事があってもなくても軽貨物業者への処遇は悪く、同業者の若い人などに不満がたまっていた。朝、タイムカードを押すと過剰勤務になるから「押すな」と言う。休みもとれないなどの声を代表して苦情を伝えた。S急便は、年末の30日「今月いっぱいでいいよ」と契約解除を通告してきた。
 (次号へ続く)

◎経営元気塾で商売交流 住宅リフォーム助成制度では不十分な市の対応策。全国商工交流会の報告も(11/10/03)
 9月度の経営元気塾は、中心街で中華料理店を営む紅蘭さんで開かれました。10数年来の商工新聞読者の店です。町の通りの静かさに比べ、店内は何組かの団体客など入り「にぎやかで良かったね」と参加者。
 やきそばや揚げうどん、ぎょうざ、シュウマイなどをオーダーして、近況などを報告し合いました。 
  
 「常連」の小淵さん(介護タクシー)と阿佐美さん(建築設計)は財政係会議が同時刻に開かれ、欠席に。宗川さん(翻訳)と片貝さん(カメラマン)は「勉強になるのですが、決算があるので」などの理由で欠席。 
 塾長でもある佐藤さん(仲人業)は、大宮民商の役員のSさんが、自分の会社「ハッピータイム」に加盟し、支部を運営していて、さらに越谷市内に支部づくりが進んでいることを報告しました。

 ●地域経済活性化の住宅リフォーム助成制度、前橋市は?
 前橋市議会で、民商が提出した住宅リフォーム助成制度創設を求める請願審査が行なわれ、共産党を除く各会派が否決(本会議で中島市議は賛成討論)した状況が報告。市が子育てや耐震、エコ化に限る新制度を創設することが反対理由だが、市民や業者が求めている経済対策とは違うので、本来の住宅リフォーム助成制度をつくらせ、地元業者の仕事を増やして地域経済活性化をはかる運動を続けていく必要があることが話し合われました。
 ●全国商工交流会に参加した報告も
 また、9月に浦和市内で開催された全国商工交流会に前橋から大野会長や中山常任理事、事務局の6名が参加し、「持続可能な社会をめざし、中小業者の役割発揮が求められていること」「TPPの財界の狙いは、多国籍企業が関税ゼロとなって、新たな儲けをづくりであること」、政府系金融機関の日本政策金融公庫=旧国金の貸出が減っており、新規創業者や第3者保証人不要の融資には、金融の過去歴(信用情報)を取るように変化している」など報告がありました。

 ◆10月度は「商売を語る会」です。31日(月)午後7時半から民商事務所で開かれ、今回の語り部は宅配弁当の秋元一美さん(62歳)です。運送の仕事が突然契約解除。心機一転、転業し融資や経営対策に頑張ってきました。商売、民商、人生を語って頂きます。

【写真:左が佐藤さん。右は絶品の揚げ焼きそば750円でボリュームも満足】

◎持続可能な社会を、主役は中小業者  全国商工交流研究集会に参加(11/09/23)
 9月17〜18日、埼玉県内で開催された全国商工交流会は全国から1300人が参加しました。「住民・中小業者主体で持続可能な地域社会の構築を」と題して吉田敬一駒沢大教授が基調講演しました。前橋民商からは大野会長ら6人が参加、パネルディスカッションや分科会で学び、交流しました。

 吉田教授は、東日本大震災が暴露した日本経済の問題点を指摘し政策の転換を述べました。@市場原理主義の欠陥が露呈されたが、それを賢く制御する政策(EUの社会的市場経済)A原発依存で資源・エネルギー多消費型経済を、再生可能エネルギー活用型の循環型経済システムへB成長至上主義から持続可能な熟成型経済構造へC地域内経済循環力の強化と、地域コミュニティーの要として中小業者の役割をーと述べました。
 政府の新成長戦略は国民を不幸にし、成長至上主義の亡国のグローバル化となること、「豊かさ」から「幸せな社会」をつくろうとよびかけました。

【寄稿】  「協同と競争」ということ
                 前橋民商会長 大野豊文
 「スタンプラリー」や「100円商店街」のイベントが各地で行われている。私も大いに賛成である。それは客を呼び込む方策としてシャッター通り化してしまった商店街や飲食街で求められていると思うからである。しかし大事なことは、個店が客をつなぎ止める魅力をどう発揮できるかー。そのためには「学び合い競争し合う」ことが必要なのではないだろうか。商工交流会で学んだ。

◎【商売を語る】商売、人生、民商を語る(下) 民商のネットワークで局面を打開  不動産業・大野さん(11/09/21)
 第8回商売を語る会は8月29日、前橋民商会長の大野豊文さん(68)=不動産・建築修繕に「商売、人生、民商」を語って頂きました。その続きです。
(前号からの続き)
 ◆仲間のネットワーク、独学で開業
 不動産業の資格は、普通は不動産屋に勤め、経験を積んでから独立する人が多いが、独学で取得した。なんで開業できたかと言えば、民商の仲間のネットワークがあったから。いろいろ支えてくれたのは民商の仲間だった。
 1988年に有限会社共同不動産を立ち上げた。バブルはまだはじけきっていないころだった。土地建物の仲介手数料が3〜4年はそこそこあり、年間2億数千万円の仲介をしたこともあった。しかしバブルが弾けると年間収入が2〜300万円に落ち込んだ。
 そこで、経営対策を考えた。
 ◆民商への信頼とつながりが仕事に
 不動産は家に関わること、家に関することはすべてやろうと、2002年11月に建築の営繕・新築を行う「修繕倶楽部」を立ち上げ、障子・襖、畳、網戸の張り替え、トイレや風呂の修繕や、庭木の伐採などを始めた。
 1人ではできることは限られているので民商会員の力を借りることを考えた。仕事を受注すると畳はAさんに、表具はTさんやIさん、水道はHさんなどにまわしている。若干の紹介料はいただく。新築も扱っており、これまでに20棟近く完成させた。今年も3棟、現在アパートを1軒新築中だ。なんで仕事が受けられるのか、注文を頂くのか。それは人とのつながり。民商の信頼と値打ちを知る人から仕事をいただく。共同不動産は知る人ぞ知るのみ。民商の事務所の一角でなぜ仕事ができるか。それはネットワーク、民商の仕事事が役立っている。意味では民商を大きくすることが私の仕事が繁盛するとも言える。また、民商の仕事を通じて私の平和への思いを達成したいと思っている。今年は不動産の本業も昨年より忙しい。

 ◆下請けに甘んじない 小企業を発信
 国交省で、不動産の仲介手数料が決められている。200万円までは5%の手数料。400万円までは4%、400万円以上は3%+6万円と決まっている。この基準を破るような人がいたら、仕事を満足にしてない人と思う。
 「おれは大工だから大工以外の仕事はしない」のでなく、それを中心にすえながら、いろんな仕事を受けて、ファクターをつくり仕事につなげる事が大事だ。下請けだけに甘んじていないということだ。 
 いま民商は日本版・小企業憲章(案)を発表して、小企業、家族経営の過去、現在、未来を展望している。これまでの中小企業者論をいっそう発展させたものがこの憲章。営業やくらしを守るために、民商が声を大にして頑張るとき。力を合わせてがんばりたい。

 ● 「情勢に敏感になる、などの話は、改めて考える機会になった」などの感想が出されました。次回の語る会は10月24日。
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◎【商売を語る】商売、人生、民商を語る(上)  平和でこそが原点  不動産業・大野さん(11/09/07)
 第8回商売を語る会は8月29日、前橋民商会長の大野豊文さん(68)=不動産・建築修繕に「商売、人生、民商」を語って頂きました。

 ◆貧困と向き合った多感な青年期
 新潟県柏崎市に農家の3男として生まれた。父がS17年に戦争に取られ、24年に帰った。農業の経験は少なく、1反あたり10俵とれた米が、父には3俵しかとれず、5〜6年くり返した。 
 漫画の冒険王など買ってもらえず、薪割りで小遣いを稼いだ。「なぜ貧乏で、こんなに苦しいか」と思った。中学生活ではもう一つ大変な経験があった。村には450軒あったが、一人共産党の人がいて、差別・いじめられ「村八分」されていた。なぜ村八分されるのか疑問に思った。中学2年(S35年)には、小中学校の先生方を勤務生方を勤務評定して、型にはまった先生をつくろうとしたが、「自由な教育ができない」と勤評反対のたたかいが起きた。続いて三井・三池炭坑の闘争があり、アメリカの政策に従い、石炭から石油へ変える政策がとられた。学校給食は脱脂粉乳になり、給食からエネルギー政策まで、アメリカににぎられた。池田勇人の「所得倍増政策」があった。「長男が農家を継ぎ、ほかは自分で稼ぎ自立せよ」と間違いなく就職できるところとして、全国にも珍しい酒造りの新潟県立吉川高校醸造科(08年廃校)に入った。60年安保も体験し、中学・高校生活を過ごした。

 ◆「トイレの増設」で労組役員に当選
 S37年高卒後、当時一部上場していた葛ヲ和発酵に就職し、前橋にきた。初任給は1万3千800円(その後毎年5千円から1万円昇級し、10年後には13万円になった)。
 3年後、21歳で労働組合の分会長に立候補した。労働組合は、社会党から分かれた民社党系で、右寄りの御用組合。私が掲げた要求は「トイレの増設」だった。昼休みは15分しかなく、女子トイレは1つしかない。トイレを増やそうとたたかった。結果は、職制と3票の差で当選した。要求を知ることはきわめて大事だ。もちろんトイレは増設され2つになった。大変喜ばれた。組合役員は3期3年間努めた。

 ◆平和でなければ生きられない
 その後、いろいろな仕事をしてきたが、最後には医療生協の非常勤役員をして、2期目に常任理事を6年間経験した。ここでも目線は同じ。私や家族の生活を陥れたのはなにかー。戦争だと分かった。百姓ができぬ、脱脂粉乳、松川事件などGHQのでっち上げ事件被告は無罪、など目の当たりにして、「平和でこそ医療が守られる」との思いは確信となった。
 そして44歳から不動産業を起こした。 (次号に続く) 
 

◎借りて商売を続けよう 震災の影響で売上減 資金ぐりの学習会(11/08/23)
 震災の影響による売上減を乗りこえるために資金ぐりが必要になっています。経営金融部は19日、金融学習会を開き、役員・班長ら14人が参加しました。
  黒澤経営金融部長があいさつしたあと、店橋事務局長が説明しました。「借りて商売続けよう」と、本人を先頭に融資をかちとってきた。「集まって話し合い、相談し、「助け合って営業とくらしを守る」民商の原点に立って、役員が学習して班・支部の融資相談活動にとりくもうと説明。
 ●融資は権利 
 融資獲得のための大切な見方として @金融は中小業者の命綱であり「融資を受けることは権利」に確信を持つ、A金融機関には中小業者に資金を供給する公的責任があり、それを果たさせる立場が大事と強調。
 ●金融円滑化法の徹底活用
 09年12月に発足させた金融円滑化法では、返済猶予のほかに、借換えや新規融資を上乗せでき、銀行の努力義務を課していることを確認。徹底活用し、9月で全業種対象が縮小されないよう、働きかけようとよびかけました。
 ●融資獲得のポイント
 @相談者の経営や税金滞納など実情を良く聞くことが出発、A資金の使い道や、どう返済するか明確か、B商売の強みを押し出すことなどを学習しました。
 民商の運動で融資が実現できたと実感し、民商の運動に参加してもらう事も大事と述べました。
 「相談が出たときこそ会員とふれあう機会。銀行や協会へ交渉をしてきた」「融資は権利」の話しは激励される」など交流。原戸副会長らが金融相談会の体験を紹介し、具体的質問にも答えました。

◎高崎の住宅リフォーム助成制度など情報交流 イタリア料理を楽しみながら経営元気塾(11/08/03)
 7月度の経営元気塾は25日、前橋市女屋町の「伊太利亜料理マシモ」さん(木瀬支部・真下厚さん)のお店で交流。「月曜日の夜だけ定休ですが、民商さんの商売交流のことなら」と特別の計らいで開店して下さいました(感謝)。
 お酒ぬき2000円のお任せコースを味わいながら、ざっくばらんに商売交流。真下さんは「震災で岩手から取り寄せていたカキは,この冬はムリかな」と語りました。
 高崎の住宅リフォーム助成制度(住環境改善助成制度)が紹介され、今年度は5000万円,来年度は1億5千万円を予算化を予定。助成対象は世帯生計中心者の前年度所得が400万円以下の制限がありますが、工事金額の30%まで20万円限度に助成と県内の自治体のなかでも最も充実。高崎民商や県交労などが要望してきました。前橋市でも早急な実施が望まれます。
 佐藤さんは、大宮民商の役員の方が関わって、越谷にも支部が生まようとしていること。開業23年目で成婚1400組を達成したことなどを語りました。小淵さん(介護タクシー)は利用者さんの引っ越しを手伝い、感謝されたことを報告。
 参加者はオブザーバー参加の市村さん(工務店)ら、5人でした。
 8月は29日(月)夜7時半から、商売を語る会です。語り部は相談中です。乞うご期待。どなたでも参加できます。

◎【商売を語る】安くて良い葬式を(下) いざというときの旅立ち準備ノート 葬祭業・吉原さん(11/07/30)
6月27日に商売を語る会が開かれ、葬祭業の吉原孝さん・浩さん(鋸@乗:大胡支部)が、「安くて良いお葬式をするには」のテーマで、語りました。前半の「お金をかければ良い葬儀とは限らない」「家族葬とは」「費用の計算方法」に続き紹介します。
 今回は「旅立ちの準備の記録をしておく」「親との別れの儀式」です。

  ●旅立ちの準備を記録しておく
 いざというときのために勧めたいのが「旅立ちの準備ノート」。遺言ではないが、@「私の人生」A「私のお葬式」B「私の生老病死」からなり、本人の希望をまとめて、家族も安心してより良い決断を促すことができる。@では、自分の生い立ちや家族のこと、現在の趣味などとこれからやってみたいことなどを Aでは、お葬式の設計。規模や内容などを。とくに、友人・知人の連絡先一覧表は必須。知らない人は結構いるので、氏名、住所、電話番号などを記入しておく。遺影写真や弔辞、参列者へのおもてなしなどの希望を。自分の葬式を想像しながらお礼の言葉なども Bでは、ガンなどの病気になったとき告知は?痴呆症での介護、死が予想されたとき、どこで死を迎えたいか。延命治療は?入院費用の準備は等々をノートに記入しておくと良い(希望者には、準備ノートを差しあげます。鋸@乗までご一報を)。
  ●親(家族)との分かれの儀式
 いま8割の方が入っている互助会は昔はいい制度だった。頼めば安心と言われているが、追加などで大きな出費となることがあり、払いきれない人もいるようだ。私たちは市の斎場を活用し、社長と私のほか、ここに参加している問屋さん(山田さん=民商会員)とでやっており、式場を持たない分、経費が安くすむ。人手が少ない不満は一度も聞かれない。葬儀をやると親の偉さが分かる。親との別れ、決別の儀式が葬儀。心を込めてやりたい。生前相談が普通になってきた。  
  ◆質問・感想=「自分の親は、葬儀はいらないというがどうしたら良いか」(片貝さん)。「2年前、父親を家族葬で送った。2ヵ月かかったが満足」(佐藤さん)。「私は遺言に吉原さんへ葬儀を頼むよう書いている」(西川さん)、「父親がもしものとき、どう対応すれば良いか参考になった」(小淵さん)。
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●市の斎場で安心価格葬儀
 基本料金20万円より/「生前相談」お気軽にご連絡下さい/民商の集まりで呼んでいただければお話します/民商会員には割引あります
 求@蓮 乗(れんじょう) 代表 吉原浩
 〒371−0232 前橋市茂木町1175
 電話027−283−3892

◎大にぎわい 市民と業者が交流した民商まつり 3500人が交流(10/10/28)
 「まちに元気、商売元気に。市民と中小業者の力でまちの再生を」。第7回前橋民商まつりは24日、3500人の市民が参加し、交流の輪が広がりました。
 二之宮子ども八木節のにぎやかなオープニングで始まった民商まつりは、原戸実行委員長、大野会長が歓迎あいさつ。「大野会長は、まちの活性化や持続可能なまちづくりに向けて、様々な業者団体や市民と共同して、地域経済振興の条例づくりの運動をすすめよう」とよびかけました。高木市長のメッセージも紹介されました。
 <多彩な出演を楽しむ>
 舞台では、八木節やデビルドライブ、高橋李枝、ピースコーラス、富士見ハーモニカ教室、サークルかざぐるま、初参加の沖縄の歌・レキオ、NI、小暮哲朗さんらのライブや群大生によるダブルダッチ(2本大縄跳び)パフォーマンスなど多彩な出演者。来場者は心ゆくまで楽しみました。
 <家族連れで楽しんだ>
 会場には、掘出し物と味自慢の約70のフリーマーケット、模擬店がにぎわいました。
 群馬中央医療生協の協力による健康チェックでは、血圧測定55人、体脂肪45人がチェック。名物の包丁研ぎは、切れ味がよみがえりました。
 子どもの広場では、バルーンアートのプレゼントが大好評、群大生の大縄跳びに子どもの歓声が響きました。
 家族連れで、初参加の笹岡さんは「すごい規模ですね。楽しかったです」と感想を語りました。
 ご協力いただいたみなさん、実行委員のみなさん、ご苦労さまでした。           

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